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おふぃま新聞 4月号

2013年4月のおふぃま新聞は以下の内容でお送りします。

1.「雇用保険被保険者離職証明書」の様式が変更

2013年4月1日より「改正高年齢者雇用安定法」が施行されるのに伴い、定年により離職する者について、定年後の継続雇用に関する希望の有無等を記載する項目が新たに設けられる等、所要の変更が行われます。
新様式には、右下に「25.04‐新」と印字されており、それ以外の物は旧様式となりますが、当面の間は旧様式も使用することができます。しかしながら、旧様式には上記のように離職に至った詳しい理由を記載する欄がありませんので、事業主が「具体的事情記載欄(事業主用)」に記載する必要があります。

2.「飲酒強要」は時代遅れ

飲酒強要などのパワハラを受けたとして、ホテル運営会社の元社員が会社と元上司に対して損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁が飲酒強要を不法行為と認定し、150万円の支払いを命じたとのことです。
最近は酒類全体の販売量が低下してきている中で、若い世代では低アルコールの飲料を好む傾向があります。これからの季節、新入社員や異動で新しく配属になった社員を交えたアルコールの入る場面も多くなります。今年は若者に交じって低アルコール飲料の新しい味わいを楽しんでみると、新人との会話も弾むかもしれません。

3.経営者はどのように経営情報を収集・活用しているか?

中小企業経営者を対象にした「経営に役立つ情報・施策の活用に関するアンケート調査」によると、経営者が経営に役立つ情報を得ている「場所」としては、「講演/セミナー/勉強会」「自社内」「オフタイムの会合」「展示会/商談会」の4項目の回答が上位でした。
情報提供者は「同業者」など業務で接点のある人が中心、「新聞」「テレビ」「雑誌」の活用が多く、「ホームページ」の利用も増えてきているようです。
新しいメディアの代表例としていま注目されているfacebook、twitterなどは、30代を中心とした若い経営者の間でも、その活用は10%ほどでした。ビジネスにおける活用はまだ成長途中というところでしょう。

4.「叱られること」についての若手社員の意識

人事総合ソリューション企業のレジェンダ・コーポレーション株式会社が、入社3年目までの若手社員を対象に行った意識調査の結果を発表しました。
若手社員の約5割が上司・先輩に叱られた経験があり、「正当な理由があれば、上司・先輩に叱られたい」と思う人は8割弱にものぼるようです。
叱られることは自分の成長に必要だと感じている一方で、「正当な理由があっても、叱られ方によっては受け入れたくない」といった、叱られることに慣れていない若手社員の繊細な一面も見てとれたようです。

コラム

4月27日は、哲学者ソクラテスが処刑された日ですが、ソクラテスの妻が悪妻だったことから悪妻の日とも呼ばれています。
当時の女性の地位は奴隷と同じくらい低かったのですが、その中で悪妻と呼ばれるほど夫に意見を言う妻はなかなかの逸物だったかもしれません。

ソクラテスの名言に、「良妻に恵まれれば、幸福になる。悪妻を持てば哲学者になる」があります。
一つの情報だけでなく、反対から考えるようにすると面白い発見があります。
労使トラブルも、会社側、従業員側、同僚の立場に、家族の立場・・いろいろな立場に立って考えてみると、思いがけない解決策が見つかることがあります。

by office-matsumoto | 2013-04-01

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